
古墳時代のすべて:巨大古墳が語る古代史
カテゴリー:縄文・弥生・古墳時代/古墳時代
古墳時代とは?
古墳時代(3世紀後半~7世紀頃)は、日本各地に巨大な古墳が築かれた時代です。特に、大王(のちの天皇)を中心としたヤマト政権が力を持ち、豪族たちが支える政治体制が整いました。
この時代には中国や朝鮮半島との交流が活発になり、鉄器や仏教、文字文化などが伝わりました。また、埴輪(はにわ)と呼ばれる土製の人形や動物の像が作られ、古墳の周りに並べられました。やがて、仏教が広まり、飛鳥時代へと移行していきます。
古墳時代の特徴と出来事
古墳がたくさん作られた
- 古墳とは、王や豪族のお墓
- 最も多い形は前方後円墳
- 代表的な古墳
- 仁徳天皇陵古墳(大阪府堺市)
- 箸墓古墳(奈良県)
- 埴輪が古墳の周りに置かれた
大和政権が日本をまとめる
- 奈良県を中心に大和政権が成立
- 地方の豪族を支配し、日本の統一を進めた
- 中国や朝鮮半島と交流し、文化や技術を取り入れた
渡来人が新しい文化を伝えた
- 渡来人とは、中国や朝鮮半島から日本に来た人々
- 渡来人が伝えたもの
- 漢字が使われるようになった
- 鉄の道具により強い武器や農具が作られるようになった
- 仏教が伝わり、お寺や仏像が作られるようになった
- 養蚕の技術により、美しい布が作れるようになった
氏姓制度が生まれる
- 氏とは、豪族ごとのグループ(例 蘇我氏 物部氏)
- 姓とは、その中での地位(例 臣 連)
- 大和政権が全国の豪族をまとめるための仕組み
仏教の伝来と豪族の対立
- 6世紀ごろ、百済から仏教が伝わる
- 仏教を広めたい蘇我氏と反対する物部氏が対立
- 最終的に蘇我氏が勝ち、日本に仏教が広まる
古墳時代の終わりと飛鳥時代への移行
- 6世紀の終わりごろから、古墳の築造が減り、お寺の建設が増える
- 592年に飛鳥時代が始まり、日本の本格的な国づくりが進んでいく
古墳時代のまとめ
- 古墳が多く作られた
- 渡来人による文化や技術の伝来
- 氏姓制度が誕生し、大和政権が全国を支配
- 仏教が伝わり、豪族の争いが起こった
その後、日本は飛鳥時代へ進み、仏教や法律を取り入れた本格的な国家へと変わっていきました。