信長・秀吉で学ぶ!安土桃山時代に起きた5つの重要な出来事

信長・秀吉で学ぶ!安土桃山時代に起きた5つの重要な出来事

今回は、高校受験の日本史でよく出題される「安土桃山時代」にスポットを当てて、この時代を代表する2人の人物、織田信長豊臣秀吉の活躍から、特に重要な出来事を5つに絞って解説していきます。

「安土桃山時代って、戦国時代の続きでしょ?」「信長も秀吉も、名前は知ってるけど何をした人だっけ?」という人も大丈夫! この記事を読めば、安土桃山時代の重要ポイントがばっちり頭に入りますよ!

それでは、さっそく見ていきましょう!

その1:室町幕府の滅亡(1573年)

まずは、安土桃山時代が始まるきっかけとなった大きな出来事です。

長い間日本の中心だった室町幕府を滅ぼしたのは、織田信長です。信長は、将軍の足利義昭と対立し、京都から追放してしまいます。これが1573年のこと。

  • なぜ重要?:約240年間続いた室町時代が終わり、次の時代へと移るターニングポイントだからです。信長が天下統一へ向けて大きく動き出した出来事とも言えますね。

その2:楽市・楽座(信長が実施)

信長といえば、新しいことをどんどん取り入れた革新的な人物として有名ですよね。その代表例が「楽市・楽座」です。

これは、商売をする人たち(商人)に対して、今まであった「座」(同業者組合)という組織の規制をなくし、誰でも自由に商売ができるようにした政策のこと。

  • なぜ重要?:経済を活性化させ、信長の支配力を強めるための重要な政策だったからです。自由な商業活動によって、城下町が発展するきっかけにもなりました。

その3:本能寺の変(1582年)

「信長が死んだ!」と聞いて、すぐに思いつくのがこの出来事ではないでしょうか。

天下統一を目前に控えていた信長が、家臣の明智光秀に裏切られ、京都の本能寺で自害した事件です。

  • なぜ重要?:信長の夢が途絶え、天下統一の主役が信長から豊臣秀吉へと変わったからです。この事件をきっかけに、秀吉が急速に力をつけていきます。

その4:太閤検地と刀狩(秀吉が実施)

信長の後を継ぎ、天下を統一した秀吉が行った重要な政策が「太閤検地」と「刀狩」です。

  • 太閤検地:全国の田畑の広さや、そこでどれくらいの米がとれるかを測り、記録したものです。これによって、土地の所有関係がはっきりし、税金を公平に集めることができるようになりました。
  • 刀狩:農民や寺社が持っていた武器(刀や槍など)をすべて取り上げた政策です。これによって、農民による一揆などを防ぎ、武士と農民の身分をはっきりさせる狙いがありました。
  • なぜ重要?:この2つの政策は、秀吉の支配を全国に浸透させ、安定した社会を作るために非常に大きな役割を果たしました。特に、武士と農民の区別がはっきりしたことは、その後の江戸時代にもつながる重要な変化です。

その5:朝鮮出兵(文禄・慶長の役:1592年~、1597年~)

天下統一を成し遂げた秀吉は、さらに大陸への進出を目指します。それが朝鮮出兵です。

日本が朝鮮半島に兵を送り、明(当時の中国)と戦った戦争で、「文禄の役」と「慶長の役」の2回にわたって行われました。

  • なぜ重要?:日本国内だけでなく、海外にまで影響を及ぼした出来事だからです。結果として、大きな成果は得られず、日本と朝鮮・明の関係が悪化しました。秀吉の死後、豊臣政権が滅びる一因とも言われています。

安土桃山時代で入試によく出る人物と用語10選【高校受験対策】

今回は、高校受験の日本史でよく出題される「安土桃山時代」にスポットを当てて、この時代を代表する2人の人物、織田信長と豊臣秀吉の活躍から、特に重要な出来事を5つに絞って解説していきます。さらに、入試によく出る重要人物や用語10選もご紹介しますので、安土桃山時代の対策はこれでバッチリ!

「安土桃山時代って、戦国時代の続きでしょ?」「信長も秀吉も、名前は知ってるけど何をした人だっけ?」という人も大丈夫! この記事を読めば、安土桃山時代の重要ポイントがばっちり頭に入りますよ!

人物・用語説明
織田信長戦国時代を代表する武将。桶狭間の戦いで今川義元を破り、天下統一を目指したが、本能寺の変で死去
豊臣秀吉信長の後を継いで日本を統一した武将。太閤検地や兵農分離を行い、社会秩序を整えた
徳川家康秀吉の死後、関ヶ原の戦いを制して江戸時代を開く
明智光秀信長の家臣で、本能寺の変で信長を裏切り、討った後、自らの勢力を拡大しようとしたが、すぐに倒される
本能寺の変1582年、明智光秀が織田信長を裏切り、信長を討った事件。信長の天下統一の道が途絶える契機となった
桶狭間の戦い1560年、織田信長が今川義元を破った戦い。信長が数倍の兵力を持つ今川軍に勝利し、戦国時代の局面を大きく変える
安土城織田信長が築いた近代的な城。信長の権力の象徴であり、戦国時代の終息と信長の中央集権化の象徴として重要
太閤検地豊臣秀吉が行った土地調査制度。農民の土地と税収を把握し、税制を整え、国内の経済基盤を強化した
兵農分離秀吉が進めた改革。武士と農民を明確に分け、農民から武器を取り上げ、武士の戦闘力を高めた制度
朝鮮出兵豊臣秀吉が行った朝鮮半島への侵攻。文禄・慶長の役として知られるが、最終的には失敗に終わる

安土桃山時代のまとめ:信長と秀吉の時代、天下統一への道

安土桃山時代は、織田信長と豊臣秀吉という2人の天下人が登場し、日本の形が大きく変わった激動の時代でした。

今回紹介した5つの出来事は、どれも高校受験で頻出の超重要ポイントです。

  1. 室町幕府の滅亡(1573年):信長が将軍を追放!
  2. 楽市・楽座(信長):経済を活性化!
  3. 本能寺の変(1582年):信長が倒れ、秀吉へバトンタッチ!
  4. 太閤検地・刀狩(秀吉):支配を強化し、身分を固定!
  5. 朝鮮出兵(文禄・慶長の役):海外へ進出!

これらの出来事を、誰が、いつ、何のために行ったのかを意識して覚えるようにしましょう。

もちろん、これら以外にも安土桃山時代には、豪華な安土城や桃山文化など、見どころがたくさんあります。興味を持った人は、ぜひ教科書や参考書でさらに詳しく調べてみてくださいね。

歴史は、なぜそうなったのか? その結果どうなったのか? を考えると、どんどん面白くなりますよ!

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